社会人がもう一度大学で学びたいと思ったときに真っ先に思いつくのが通信制の大学ではないでしょうか。そんな方のために、通信大学で学ぶことについてまとめてみたいと思います。
この記事では、通信大学で学ぶメリット・デメリットと、向いている人の特徴、選び方についてご説明します。
通信大学のメリット・デメリット
まず、通信制の大学で学ぶことについてはメリット・デメリットそれぞれあります。メリットもデメリットも人によって状況は変わると思うのですが、まずデメリットからまとめてみたいと思います。
メリット
通信制大学で学ぶデメリットとしては、学生生活の醍醐味であるキャンパスライフとは無縁であるということ。そもそも社会人から学生に戻ろうと考えている人にキャンパスライフを求める人がいるのかは分かりませんが、あくまでも通信制の大学になるのでキャンパスは持たないのが最大の特徴です。学位を取りたい、資格を取りたいなどの目的がはっきりとした人にしてみればあまりデメリットにはなりえないと思います。また、裏を返せば黙々と孤独に目標に向かって突き進むだけなので、高いモチベーションを持ち続けないと途中で挫折してしまうでしょう。ですから、中途半端にとりあえずはじめてみようという程度のモチベーションならやめておいた方がいいでしょうね。ただ、学科によってはスクーリングで共同作業をする場合もあります。資格取得などの場合は、授業で実習を行う必要があるので、スクーリングの回数も増えます。同じ目的を有している者同士、新しい人脈を広げられるチャンスはゼロではありません。
メリット
次に通信制大学のメリットになりますが、こちらの方が多く挙げられます。まず、なんといっても通信制大学のメリットは学費が安いということです。例えばこちらの東京通信大学は学費が安い通信制大学です。なんと東京通信大学では、入学から卒業までが合計で62万円になります。学費が安い国公立大学の年間の学費程度で卒業までが賄えてしまうという費用のコンパクトさは魅力です。また、今では通信制大学も動画配信などインターネットを駆使していますので、以前のテキストとにらめっこするような受講形式ではないため理解度も高くなりましたし、動画で見る形なので時間も計画的に使えるはずです。
通信大学に向いている人・向いていない人の特徴
通信制大学は、自分のペースで学べるというメリットがありますが、それと同時に自分で計画を立てて管理する能力が必要です。また、通信制大学では、キャンパスライフやサークル活動などの学生生活を楽しむことはできません。そのため、社会人としての経験や人脈を活かせるような学び方をすることが重要です。
通信制大学に向いている人・向いていない人の特徴とはどのようなものでしょうか。
下記で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
通信大学に向いている人の特徴
具体的には、以下のような特徴を持つ人が通信制大学に向いていると言えるでしょう。
- 学びたいことに対して明確な目的や目標を持っている人
- 自分でスケジュールを管理し、計画的に勉強できる人
- 学習方法や教材に柔軟に対応できる人
- スクーリングやオンライン授業などで積極的に参加し、コミュニケーションを取れる人
- 自分の興味や関心に合わせて、自主的に学びを深められる人
通信大学に向いていない人の特徴
逆に、以下のような特徴を持つ人は通信制大学に向いていないと言えるでしょう。
- 学びたいことに対して曖昧な理由や動機しか持っていない人
- 自分でスケジュールを管理するのが苦手で、締め切りに追われることが多い人
- 学習方法や教材に固執し、変化に対応できない人
- スクーリングやオンライン授業などに消極的で、コミュニケーションを避ける人
- 自分の興味や関心が定まらず、学びの方向性がブレやすい人
通信制大学は、自分のペースで学べるというメリットがありますが、それだけでは成功することはできません。自分で計画を立てて管理する能力や、社会人としての経験や人脈を活かす能力も必要です。また、自分の興味や関心に合わせて、自主的に学びを深められることも重要です。通信制大学に向いているかどうかは、自分自身がよく考えて判断する必要があります。
通信大学を選ぶときのコツ
通信制大学を選ぶときには、以下の3つのポイントに注意してください。
授業形態
通信制大学では、テキスト履修、インターネット履修、スクーリング履修などの授業形態があります。自分の学習スタイルや環境に合わせて、授業形態を選ぶことができるので、自分に合っているスタイルを選ぶようにしましょう。インターネット履修はパソコンやインターネット環境が必要ですが、時間や場所の制約が少なくなります。
学費
通信制大学は通学制大学よりも学費が安いことが多いですが、大学によってかかる費用に幅があります。入学金や授業料だけでなく、テキスト代やスクーリング費用、単位認定試験料なども含めて、総額を比較しましょう。また、奨学金制度や割引制度があるかも確認しましょう。
卒業資格
通信制大学には正科生と聴講生の2種類があります。正科生は単位を取得して卒業することで、大卒資格を得ることができます。聴講生は単位を取得することはできませんが、自分の興味や関心に合わせて自由に学ぶことができるので、自分の目的に合わせた洗濯をしましょう。
まとめ
今回は、通信大学のメリット・デメリット、向いている人の特徴、選び方についてご紹介しました。
自分のライフスタイルに合わせて、時間を有効活用できる通信大学は、明確な目標を持っている方にとてもオススメです。現在の通信制大学はインターネットを駆使することで、目的を持った人にはメリットの多い授業ができるようになっています。モチベーション次第で通信制大学に入学するかどうかを決めるといいでしょう。